2011年2月27日日曜日

論理的にも、生理的にも許せないもののひとつに・・・不合理で非論理的な強制というものがある。

論理的にも、生理的にも、最も許せないものの中に、テロというか要するに脅迫という行為がある。

たとえば、あなたが映画制作プロダクションを持っている。
あなたのせいさくのしかたがきにいらない、あなたのだしたお昼の弁当が気に入らない、あなたがお昼に頼んだ頼み方が気に入らない、あなたが映画製作から得た利益、を、誰からからデマメールだかなんかで聴いたら、急に不公平な気がした、とか、
あなたが、去年取材で旅行へ行ったときの贅沢と思える行為が気に入らない、
あなたが取材されて出版社からもらった旅費が多いんじゃないかと思うと不公平な気がして許せない、
何もかもが監督のあなたと自分たちはおれたちは一緒だと言いつつも、人権とか言っているくせに、結局俺たちはしたばらきだぜと思うとむかつく、平等じゃない、平等なはずだったんじゃないのか?
あいつは大学卒業だからってだからなあんだってんだ。俺達は高専卒だから監督になれないのかもしれない。そうなんだ、学歴差別なんだ。
そうだ、許せない。なにもかもあたまにきた。俺達はずっと搾取されていたんだ。
そうだ、許せない、あいつらを引きずり下ろしてやるんだ。
賃金がこうだとか、年金がこうだとか、物価がどうだとか、そういうことじゃなくて、
いますぐ、たったいますぐ、プロダクション社長が辞任しなかったら、俺達は明日の撮影が滞ったら資金繰り困っても
映画撮影続けられなくなっても、ぜったいにうごかないんだ。他のやつが来て映画を撮れないように
おれたちは映画の撮影器具も燃やしてやろう(博物館が燃やされた理由=観光事業による外国人から入る膨大な経済的利益の本を破壊することが多分目的)そうだそうっだ。
映画製作にまつわるすべての行為ができないよう機材も全部破壊し=こういう人たちはこのレベルなら、器物損壊、営業妨害、ですが、
国レベルで、大統領許せない、政府やめろ、大統領やめなきゃ俺達街中破壊するもんねーだと、許されてしまうのか?

が、こういう相手に、これまた、対応する方の中に、静的「テロ」にむけて、「動的」暴力を使用することしか選択肢を持たないように追い込んでいるとおり暴力という手段にでる(しかない?)いわゆる権力者がいて、結果的には、「静的」テロは
正義のニュアンスで語られやすい状況を生んでいる。

こういう
かんじのことが、起きてる。
たまたま、中東で。

搾取というのなら、たとえば日本の立法を使用した立法インサイダーはひどいものだが、国民はこれまた
メディアのトーンに弱く、メディアが法を成立させるのは「国民のためだ」といえば、
せっかく国会で民主主義的に議会活動に付託し、冷静かつ正当性を持って不成立にできる悪法でも、「法なんだらから」すばらしいとなる。不気味だ。

中東の「人民」による「自由を求める戦い」はたとえもしも平和的更新であっても一種のテロである。町の機能は完全に停止し経済も財政も疲弊するが「人民」は喜びに満ちている。なんの要求もなければ一切の交渉もない。政権か大統領が辞任するまで街中を破壊し、その一方で「祈り」はかかさない。不気味だ。国粋排斥狂気の日本軍がこうだったのではと思うと人事ではない。教育勅語に敬礼し、敬礼しないやつは殴って殺してもいいーと似たような世界だ。

第二次世界大戦前の日本の義賊とかよばれたクーデターの「志士」達の集団化みたいなものか?

が、手が込んでいるのは、「静的」であり、「静的」な集団「政治」行動で、事実上国のあらゆる前向きな機能を封鎖し、民主主義の結果を、非民主主義的暴力的「静的」集団行動で、破壊するというテロであるという点だ。
したがって、西洋各国も国連も手のうちようがない。

わたしたちは非暴力です→国の機能を停止してますよねー→私たちは政治的表現です→他のまともな政治的表現を弾圧するのに逆手に取られても困るから仕方ないから放置するしかないかなー(じゃないと政治的表現の中身の審査をすることで政治的表現の保護そのものの正当性が損なわれてしまうからだ)

インドの一部でも同じ状況は始まっていて、一種、自国民を使った自滅テロが中東都アジアをじんわりと侵略しつつある。
日本での不合理な「反米」はそのはじまりのようでもあり、それを悪化させるために、
こどもてあてと法人税減税という不条理で貧富の差を激しくしいずれは為政者に怒りをぶちまけるようになっている罠を、
今議会で修正廃案にできるのにできるときにはさせないでおいて、
重税と不平等と貧富の差を不合理に不条理に広げるための悪法を、止めようとする真面目な国会議員のほうが給料泥棒と言われ、インチキ悪法詐取の悪法で儲けるためにインチキ悪法を通したい方が「国民の暮らしを第一に考える(by小沢一郎)」などとうそぶくのをマスコミはそのままに受け取るように国民に強いるようになっている。
あきらかに明日のチュニジアエジプトをつくるために、理由なく外国嫌いを増やし、理由なく60年も守ってもらった挙句、
突然何の理由もなくイラク戦争反対というテロ煽りに乗じては理由なき「反米」に燃えている人たちが増えているのは前触れである。日本に足りないのは貧富の差と不合理で不条理な悪法による国会議員の暴挙(暴挙詐取by小沢一郎)で、
国民と国会が離反することである。

世界中でこのように国民と国会が離反することをあおっている連中には何の得があるか?
それは、まず第一にアジアアフリカ中東の没落を目の当たりに出来ることである。
次におそらく狙われるのは白人系の国(ドイツも含み)でアジアやアフリカや中東に親切な国々つまり人権外交や人権介入を行って来ている。英米や北欧の各国への、同じような各国じ国民に対する国会との対立煽りでの、事実上の侵略である。

第二次世界大戦で負けたドイツナチスのネオナチの怨霊がドイツ自身も含め欧米にも中東アジアアフリカオセアニア北欧・・・世界中に向けて跋扈している。

が、ネオナチの略奪願望以外に、たいして奥行きが無いところが悲しいところではある。
もしもネオナチにこの自滅パターンで世界中が破壊されても、だからなんなんだという気持ちになるのではないか?
人間というもののあざとさみにくくあさましい感じだけがますます世界中を覆って人間という生き物が終わるということなのか?

それでも政治的表現の自由を守ることを守らなければ、人権保障の正当性は失われてしまうということで、
結局、政治的表現という名の、脅迫にどかされる理由のない民主的存在の人たちが、
「政治的」表現の外形だけもつ実際上のテロ行為、
つまり、抗議する者たち=プロテスターズの思い通りにならなければ国家の機能を事実上まひさせるという点で明らかにテロであるが方法が「静的」なだけである。あるいは兵士をまきこみ「正義」の戦いと称して事実上の内戦下していても、「革命」ということになり、為政者は命を狙われるほどテロに追い込まれ殺されかけても反撃すると「暴力的対応をとった」ということで世界じゅうから経済制裁される。
為政者になりたがる人は減るだろう。

なんといっても、”プロテスターズ”の気分一つで突然大統領はどんな議論もなくやめるしかなくなるというのは、怖いことだし、説得しても聞かないどころか、武器を奪ったり、兵士を脅したりしながら、大統領を追い出すやめさせることだけを目的に、あるいは大統領一家を強盗し殺すことがあたかも義軍のように扱われることも。チュニジアでは元大統領の親戚が強盗で無残に殺されているが通常なら強盗殺人罪なのに拍手喝采は狂気だ。たとえ
大統領一家がよしんば国家資産を強盗していたということが明らかになっても法のもとの平等は大統領一家にだって及ぶべきだろう。きちんとした刑事手続行政手続で客観的な調べをもとに、国家から詐取した経済犯罪を客観的に司法手続きに則り追求していくべきだ。大統領一家にだって親戚にだって人権は平等にあるはずなのにだ。
どこまでも街中を破壊し国の通常の機能を停止するまで「デモ」をやめない帰らない野宿する、大統領府に攻め込む・・・という異常さだからだ。

さあ、あなたが大統領なら、どうする?

とにかく日本がそうならないように祈るしかない、か。

自国民による自国の機能停止、自国の国会や大統領との対立、自国の政権や大統領の辞任だけを求め他に一切何の交渉も政策提案もないのに、形式的には「静的」デモや国会や滑走路いすわりなどいつまでも続く脅迫的狂信的なテロ、
しかも「静的」テロを好意的に報道しない他国やメディアへのネットを使用した集団組織的攻撃や排斥と狂気なほどの一矢も乱れぬ異常な国粋崇拝。
このような状況はしかも中東であろうとアジアであろうと同じだし、西洋でも同じだろう。西洋での国粋系極右が集まるキリスト教教会でのゲイ差別も執拗な「静的デモ」という形をとるが、中東やタイのように国家機能を止めるというまでには至っていない。米ではKKKの復活があり、家族ずれで楽しく至上主義を祝うという集まりが各地で蔓延っている。
それぞれにとっての「神」に選ばれた民であるとう国粋崇拝が人々の心の何かにしみとおるようになっているのは世界中である。
そしてその「神」「選民」の意味に深く国籍や宗教が絡みつくようになっている。

ちょうど、第二次世界大戦前の日本が「神風」に陶酔し国粋への理由を与えたのと同じだ。

国粋外国排斥と選民意識で「癒す」ことを拒否する政府や政治や大統領を「静的」「政治的」「デモ」で追い詰め、
こぶしをふりあげさせては、自国民による自滅への道、破滅への道、あとどのくらいの国がたどるのか?

きりがなければ、人間社会はあらゆる切り口で斬り合い終わっていくだけなのにだ。

冷静さを思い出し、自らの国を自らで破壊することをやめる正気にひとりでも多くが戻られるように・・・