2011年4月15日金曜日

日本原子力学会のお気に入りメニュー?プルトニウム・フォンヂュ?それともプルトニウムシェイク?

(2011年4月15日、共同通信)
「溶けた燃料が圧力容器の底にたまりすぎると熱がこもり、
容器を損傷する恐れがあるが、圧力容器の底部の温度データから、
現状ではそこまでたまっていないとみられるという。」

なるほど。

では、このまま燃料棒が溶け続けると、「熱がこもり」「容器を」(とっくに損傷している)「損傷する恐れがある」


これまでなんども原子力安全保安院は圧力容器の損傷を認めている。
なぜなら、誰でも判るように、1000ミリsv/時の汚染水は、圧力容器に入れた水がたまらないから底抜けだから
空焚き状態で、溶けた燃料棒と貯まらないで漏れ続ける水とで漏出しつづけたからだ。

それで6万トンの汚染水がある。

日本原子力学会はその歴然たる事実を完全に無視してコメントしている。
これが天下の技術国日本の原子力学会の異常な現実だ。
洗脳でもされて6万トンの汚染水が見えないのか?

なぜ隠す?圧力容器は底抜けだ。
が、この間も書いたとおり恐ろしいことに溶けた燃料棒が窒素ガスで冷えた結果底にたまった。それだけのことだ。

安定化」燃料棒がかろうじて蓋をする圧力容器ではありえない。窒素ガスがたまらないようになった格納容器=また冷えない=また表面的に水入れる=また沸騰=また粒子状の核物質がどんどん水と一緒に「汚染水」として土壌に流れ出す

昨日原子力安全保安院の見解で重要だったのは燃料棒が粒子状で水と一緒に溶け出てると認めた点。「溶けた燃料棒にふれた水」ではない。燃料溶け底に「溜まって」たまたま底抜け穴埋めてる、だ。

が、問題は、一昨日辺りから、窒素ガスを入れても圧力が上がらない。
つまり度重なる大きい余震の影響で
格納機のひびや損傷が広がり、もう窒素ガスがたまらないのだ。

窒素ガスたまらず冷やせなくてどうしよう、だ。

そこで日本原子力学会は
あたかも圧力容器に穴が開いてないかのような嘘で
また圧力容器に水を入れて冷やすという最悪のパターンに戻るつもりなのかもしれない。

が、水で冷やす、は、うまくいかない。
今でも上部では空焚きの部分がある。
底はたまたま埋まっているが、たまたまであり底抜け圧力容器であることに変わりはない。

水を入れれば又その水と溶けてたまった燃料棒の重さで底への圧力は高まり
底は又簡単に抜ける。
その結果は、大量の核燃料がみずとどぼどぼ
これまで以上の濃度で流れだすということ。

窒素ガス注入は中の放射性物質を大気中に出す危険を犯しても、
爆発を防ぐのに仕方のない手段だった。

さてしかし、今や、格納容器も損傷がひどい。
窒素ガスはたまらない。

とりあえず水が溜まりそうじゃないか・・・

それしか、打つ手はない?

それが日本原子力学会の能力なのね?

結果は、更に高濃度の10万トン以上の燃料棒が溶けた各物質粒子いり水が
海水土壌地下水へなだれ込む。

おそらく今度は4sv~8svかもっと高濃度の3ヶ月100%致死量の核燃料水がどぼどぼ。

それでいいのかどうか、考えてみれば判るはずだ。

この国の原子力原発事故対策技術の無能が毎日晒されている。

ただちにやめるべき原発無能国日本の原子力発電。

夏までにいくつか再稼働させようと
「安定化」のおためごかし、大嘘、狂気の6万トン水垂れ流し=圧力容器底抜けの事実の完全無視に基づいた
何の意味もないどころか有害なだけの日本原子力学会のでたらめ、でたらめ、大嘘コメントは無視するしかない。

原発シンジケートというのはこういう人達で出来ているというのは本当なんだなと思った。びっくりだ。

どの原発も再稼動させてはならない。絶対に。
安全な原発はない、上に、この国には、安全でない原発と、
できるだけ危険を少なくするための原発事故対策技術に関する学術的な能力も全くない。

この国は民間が全てだ。
が、原発に関して言えば、民が菅と族議員と完全に癒着しているために機能不全だ。
しかも原発はそもそも危険な製品であって、
普通に民が機能していればえらぶはずもなかった製品だと思うと
風力で海外で名をはせる東電に哀しさもなくはない。

とにかく、原発再稼動してはならない。

福島第一原発はだらだらと続く危険な状態の中にある。

もう一度先に上げたコメントを挙げてみよう。
日本原子力学会のコメントの中で唯一正直に危険を認識しているらしいと思われる部分だからだ。

2011年4月15日(共同通信)
「溶けた燃料が圧力容器の底にたまりすぎると熱がこもり、容器を損傷する恐れがあるが
圧力容器の底部の温度データから、現状ではそこまでたまっていないとみられるという。」


この「容器を損傷する恐れがあるが」
の前に、損傷した容器の損傷部分をたまたま溶け出した燃料棒の核物質がうめている状態を破壊するおそれもあり、

さらに(この言葉が重要だ)、

「容器を損傷する恐れがあるが」

といえばよかったのでは?

だったらかなり正しくなってくる。

が、問題は、圧力容器を冷やす方法が尽きていることだ。

水はいずれたまらなくなってくる。

すると今までは水がたまらない→プルトニウムの空焚き野焼き

だったが、
いまはどうなるか?

核燃料プルトニウムの焚き火でプルトニウムの開放の野焼き、が始まるのである。

底に溜まっているのは水ではない。
底に溜まっているのは、圧力容器の容器素材ではない。

なんたって、核燃料が「熱を持ち」(冷やせないんだから)
その中に、核燃料を突っ込んで、いるわけですよ。

福島第一原発では。

プルトニウムをクシに刺して、プルトニウムフォンヂュしてる。

これでいいのか?

(上記一部拙2011年4月15日ツィート含む)

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↓政府原子力安全保安院東電共に認める圧力容器損傷を完全に無視した異常な日本原子力学会のコメント
(*括弧内私見)
「原発安定化まで2、3カ月 学会見解、燃料溶け底に蓄積
(2011年4月15日 共同通信記事全文)2011年4月15日 09時48分 (2011年4月15日 10時16分 更新)

"東京電力福島第1原発の事故について、日本原子力学会の原子力安全調査専門委員会は15日までに、原子炉などの状況を分析した結果、1〜3号機で燃料の一部が溶けて原子炉圧力容器の底にたまっているとの見解を公表した。しかし注水で冷やされ、容器の底が損傷する恐れはないとしている。溶けた燃料が圧力容器の底にたまりすぎると熱がこもり、容器を損傷する恐れがあるが、圧力容器の底部の温度データから、現状ではそこまでたまっていないとみられるという。一方、同学会の沢田隆副会長は「復旧作業が順調に進んでも、核燃料が安定して放射性物質が放出されないといえる状態になるまで、早くても2、3カ月かかる」との見通しを示した。専門委員会は、東電や原子力安全・保安院が公表した情報を基に分析。1〜3号機の燃料棒はいずれも損傷し、燃料がゆっくりと溶け出して直径数ミリから1センチの粒となって圧力容器の底にたまっていると推測した。1、2号機の燃料棒は一部が露出、3号機は全部が水に漬かっているとみられるという(←注:(私)窒素ガスで冷やした燃料棒が底を埋めているから「今は」水がたまるけどね)。"」